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B3履修単位振り返り

所属:豊橋技科大 情報・知能工学課程(3系) B3
2022年度 3年次編入

現在の状況と変わっている可能性があります。特に前期(前期は基本オンライン、後期からは原則対面でした)。
先輩/友達が楽って言ってたから科目名だけで選ぶと、先生が違っていたり内容が変わっていたりするので、なるべく教員の名前もチェックした方が良いです。

目次

前期

前期は専門科目は18単位(ひとつ切った)、一般科目は9単位(ひとつ抽選落ち)でした。 前期はどの課程でも時間割キツキツにしている印象があります。

月曜

月1: 論理回路

MUR先生。ブール代数から組み合わせ回路・順序回路あたりまで。正直楽だけど、君は 月曜1限対面 に耐えられるか!?

月2: 確率・統計論

NKUC先生。試行・確率、確率分布、検定あたり。高専でだいたいやってると思う。講義中のformsでの小テストの答え合わせができるように友達を作っておくと楽。僕はほぼ一人で解いてた。

月3: Online Learning III

ぎゅっとeとかいうクソサイトをぽちぽちして、30時間になるまで放置するだけ。期末テストもformsだしクソ楽。楽すぎて来年度から消えるらしい。

月4: 計算機アーキテクチャ

STU先生。履修取り消しした。内容はCPUとかアーキテクチャがどうとか、高専でやった内容。デカめのレポートが中間・期末にあって、期末テストもある。学進勢いわくこの先生の科目はやめておいた方が良いという話。

火曜

火1: 生命科学・環境科学(前期1,2)

あんまり覚えてない。講義動画内で小テストの答えを言ってくれる先生と全く言ってくれない(教科書にすら答えがない)先生がいて、友達と答え合わせするとよい。だいたい前年度と問題は同じ。

火3: 技術者倫理(前期1)

謎のおじいさんから技術者としての心構えや失敗談の話を聞く。毎週100字くらいの小課題と2回くらい600字のレポートがある。採点基準が謎(Aだったの許せない)。

火45: ソフトウェア演習I,II (前期1,2)

最初にMoodleで簡単なプログラミング(C言語)のテストを受けて、それの点数+本人の希望でa,bクラスに分けられる。I,II,IIIの切り替わりで移動も一応できる。見てた感じだとb→a→bが楽そうだけど、僕はa→a→aだった。

  • IaがKWI先生。毎週2~3個プログラミングとコメントについての小レポートがあって、それについての話し合い(?)を30分くらいやる。変なところで減点されるし、合わない人は合わない。毎週Twitterでキレてた。

  • IIaがKRYM先生。Javaでのプログラミング課題をやる。高専Java習ってた人は余裕そうだったし、習ってなくてもC言語出来ればそれほどつらくはない。テストが去年と同じでウケた。

水曜

水1: 情報ネットワーク

KWBT先生。ネットワークの概要や、通信プロトコルとか。対面・オンライン自由で、Meetに入って出席ボタンだけ押して二度寝していた。オンラインでのテストで舐め腐っていたら、期末は普通に計算や習ってない知識問題が出てきて時間足りなくなるところだった。

水2: 地理学

OKMT先生。人文科学の選択科目。愛知県の地理や、アジアの地理、時間地理学など。毎週100字程度で小レポートがあるが、大概授業資料に書いてある。毎授業の最初に挙げられる重要単語の意味や文脈をさらっておけば、テストは選択式なのでSとれる。ちょっと勉強しただけでもBくらいは取れるっぽい。

水3: 応用線形代数

KRT先生。毎週教科書のページの問いを解いて、Wordに書く。ちょっとでも線形代数に関する知識があれば余裕。最終レポートは副担任グループでと言われるが、実は一人でやった方が点数が高い説がある。

水4: 離散統計論

ISD先生。集合、命題、写像、群・体・環とか。試験は中間も期末も結局レポートになった(期末は90分で提出)。毎週A4用紙1枚=500字程度で課題に答えろと言われるが、どんくらい成績に反映されるのか不明。

水5: アルゴリズムとデータ構造

FZT先生。3年前期の鬼門と呼ばれている(僕調べ)。毎週演習問題が配布されて、試験はそこから4/6問出る。答えがないので学生たちで解く必要があるが、だいたい1年に1人以上は全部解いてくれる人がいるのでその辺と仲良くなっておくといい。あと先輩が解いた演習問題なんかも貰えると楽になる。3系全員LINE/slack/discord?などを活用して人脈を全力で広げよう。

試験は中間60点+期末60点の合計120点満点であり、評価基準がmax(100, 中間+期末)なのでS取るのはそんなに難しくない。ちなみにAtCoder水色以上ならあんまり勉強しなくてもいけるらしい。

木曜

木2: 知能情報処理

MRKS先生。知能情報処理とはいうものの、記号論理や命題論理・述語論理などをやる。数週に1回ミニクイズの答え合わせをやる形式だったが、出席点が0%なので行く必要は別になかった。テストは過去問(コロナ禍における期末レポート)が解ければOKらしい。

木3: 形式言語

KTOK先生。正規表現DFA・NFAあたりをやる。教科書の翻訳が非常にわかりづらいし、答えも一部を除いて存在しない。章・訳者によって訳し方が変わったり、カタカナでいいところをわざわざ日本語にしていたりする。講義は普通にわかりやすいと思う。

金曜

金1: 東洋文化

NGC先生。人文科学科目。古代中国の歴史、諸子百家、儒仏道教など。いわゆる教養的な学問なのでまじめに全部覚えようとしなくていい(というかすっごい興味がないと多分無理)。毎週150字の感想と、最後にめっちゃ重いレポートがある。(文系レポートが得意な人なら余裕かもしれない。)

金2: 英語R&W III

3月のTOEICのオンライン試験の点数でB3の英語系のクラス分けが決まる。「技科大生は英語が出来ない」というより、一部層(留学生&明石高専卒など)がめっちゃ出来てそれ以外の大多数は出来ない。ちなみに、オンライン試験の点数が低いと単位外の補習を受ける必要があるが、少なくとも400点以上なら補習を受けることはないので安心してほしい。
日本人先生なら中学・高校レベルの英語をやるだけなのでだいたい退屈がち。何点でどこのクラスになるかはDMで。

金3~: 実験

3週の実験を2つと、6週の実験を1つやる。マイクロプロセッサにアセンブリコードを入れて動かす実験、DoS攻撃を再現・防御してみるネットワークセキュリティ実験、VerilogHDLでCPUとか作る実験。非情報系の人たち(転科勢)は少し大変そうだった。GPA換算対象外なので、すっごい力を入れて頑張る必要はない。締め切りは守ろう。

前期の実験は基本一人だけど、できるだけ隣の人間とかに話しかけていった方がよい。実験で分からないことがあったときに聞けないのはつらいのと、過去レポがあるのとないのとじゃ全然違う。特にサークルにも入らず固定の仲いい人物も存在しない人へ!!

後期

後期は単位取得の目処がついたので少しだらけています。専門が18単位(月曜をほぼ全休にして、一限を切りまくった)、一般が6単位(英語×2、国語表現法、社会科学系)でした。

月曜

月2: OS

OMR先生。オペレーティングシステムの機能とか詳しい中身とか。切ろうと思っていたけどオンデマンド可だしレポートだけだったので残した。かなり締め切りが長く、テストが終わってから中間・期末レポートを片付けた。あんまり点数はよくなかった。

月3: Online Learning IV

ぎゅっとe 2回目。誰かしらがGrammarとReadingの答えを記録し、流通させる。僕はアマプラで「岸辺露伴は動かない」見ながらポチポチしていた。

火曜

火1: 多変量解析論

OKD先生。Excelで単回帰・重回帰・判別分析・主成分分析などをやる。1限対面であることを除けばかなり楽。wikiで提出なので、他の人の課題を見れる。

火3: 情報理論

WTNB先生。急にエントロピーダイバージェンスとか出てきて英語資料なので何も理解できず、切った。今年は結局レポートだったらしいが、例年だと英語で試験が行われるらしい。資料が英語だしすっごい分かりづらい。

火4-5: ソフトウェア演習III (後期1)

IIIaクラスはKRYM先生。デザインパターンJavaでやる。後になるほどデザインパターンの適用が無理くりになっていくので、かなり課題の難易度が高い。正直Javaに自信がない…って人はbクラスの方がよさそう(bクラスはPython基礎)。

火6: データサイエンス演習基礎

オンデマンドで機械学習の基礎をやる。ほんとに基礎なので、最初は微分積分するだけとかだし最後の方も5行くらいコード書くだけでいい。

水曜

水1: 制御工学

2系と共通。1限が1度も起きられなくて切った。

水2: 国語表現法

前期に国語表現法を受講する1,2系に楽な/面白い先生を聞いておくといい。※前期後期で内容が違う先生や勘違いに注意。
読書感想文の科目は、毎週50ページくらい本を読んでミニクイズに答えるのと、600字以上の読書感想文を4回書く。本が苦手じゃない人で、読書感想文に自分の経験とかを上手く絡められればSはそれほど難しくないと思う。

水3: コンパイラ

AKB先生。オートマトンコンパイラの解析手順を学びつつ、Javaによって実装された疑似C言語コンパイラChavacのコードを見る。レポートが3回あり過去レポがないとそこそこきついが、試験はレポートが出来ればできる。

水4: データベース

MNM先生。データベースの構成や操作・耐障害性など。Google ColabでSQL演習も同時並行でやる。レジュメの振り返りよりも、応用情報の過去問やデータベーススペシャリストの過去問で小テストの勉強をした方がいいかも。オンデマンド可なので普段の教室はスカスカ、小テストの時だけギッチギチになる。

木曜

木1: 著作権法

SI先生。社会科学科目。著作権著作者人格権著作隣接権など。実例が多いので意外と面白い。レポートはテーマだけでも早めに決めておくと楽かも。

木2: 通信工学

2系と共通。2系は選択必修らしく、フォロワーが単位祈願していた。切った。

木3: 数値解析論

MNM先生。誤差や直接法・近似法など。Pythonで結果を確認する。オンデマンドの方がスライド見れるので楽。

木5: 情報セキュリティ

SZK先生。RSA暗号とか楕円曲線暗号とかSchnorr署名など。モジュロ演算などの数学的基礎とかコレクトネスの証明もやる。基本的にレポートの内容と試験1週間前に言われたところができればテストは簡単。難しそうだけど意外とちゃんと説明してくれる。

金曜

金2: 英語R&W IV

SKC先生。教科書の訳と問題を先生と一緒に解く。大事って言われたところが試験でも出る。試験は10分で解ける。

金3~: 実験

後期はメディア・ロボット、データ情報学、ヒューマン・ブレインの3分野から2つを選んで実験する。どの分野でも3~4人のグループを組むが、グループメンバーは完全にガチャ。全然協力しないメンバーとか、返事すらしないメンバーを引くこともままあるらしい。

だいたいプレゼンが最終週にあるが、そこまでガッツリしたものではないので気負いすぎなくて大丈夫。なるべくメンバーと協力して、レポートの締め切りだけは守ろう。

その他

技科大で1年間過ごして気づいたアドバイス的なものです。

  • 心を病んで休学・退学する人たちが意外と多いです。「思い描いてた大学生活はこんなんじゃなかった」ってなったり、完璧主義でタスク抱えすぎて崩壊したりと、真面目型の人が要注意だと思います。原因が重い講義なら切ることを、寮の関係なら脱寮することを早めに検討しましょう。出会いの無さに関しては諦めましょう、手近な姫に告白するのはやめておいた方が良いかもしれません。
  • 人文科学系・社会科学系の抽選科目は結構外れます。友達と一緒に受講するつもりがあまり熱心でない方だけ受かったりします。
  • TOEICは取っておくといいです。550点以上で1単位、720点以上で2単位はデカい。僕は大学入学前のTOEICが使えなくてR&Wとぎゅっとeで英語単位を取りました。
  • 技科大生はスピーキングが苦手なのでL&Sはあんまり取ってる人見ないです。僕の年までは取らなくても4単位足りました。来年度からはどうなるか分からないですが……。
  • 入学式には行った方がいい。できるだけ”知り合い”を増やそう。
  • だいたいGW明けには仲いいグループが固まりだして全体LINEは動かなくなり、課題の事とか聞ける雰囲気ではなくなります。
  • 期末前以外は人によるけどバイトできるくらいの時間はあったりします。特に夏休みをボーっと過ごすぐらいならバイトで小遣い稼ぎしよう。
  • Twitter#春から技科大 などを使って恥も外聞も捨てて絡みに行った方が良いという意見もあるが、僕は「こいつこんな顔してTwitterでイキってんのきもすぎw」って思われたくなくて隠していた。
  • ほか気になることあったらTwitterのDM来てください。

読んでくれてありがとうございました。